読書感想――「ボーイ・ミーツ・AI」
日も変わりそうなので、この短編*1をサラッと読む
以下感想文
本作は父の死の真相を探るために、息子・哲也が意思を引き継ぎ、計算機科学研究者への道を目指す物語である。
前半では、主人公の哲也が研究者になるまでの道のりが書かれる。はじめは子供故に遺された言葉や形見の意味もちんぷんかんぷんだった哲也は、やがて父が研究していたものが人工知能の「囲い込み」――所謂、AIが人類に叛逆しないための予防処置の研究だったことを知る。
後半では、成長し立派な研究者となった哲也と父の開発していた人工知能KEELとの対決…もとい対話が書かれる。果たして、人工知能は人類に牙を剥くのか? 父の死の真相は…?
なんだか、ホーガンの「未来の二つの顔」を読みたくなってきたぞ!あれも人類vs人工知能のSFだからな。
*1:ただし一万文字超