読書感想――「The video game with no name」
朝出かける前にさくっと読んできました。今のところ2話までだし、サクサク読める。
以下感想文
本作は、2115年4月に開設されたレトロゲーム*1レビューサイトという体で書かれた小説である。
特徴的なのが、低評価のゲーム作品……所謂クソゲーをレビューの対象にしているというところだろうか。
クソゲーと言ってもKOTYに載せられるようなクソではなく、名作ではあるもののある一点の欠点によって槍玉に挙げられたVRゲーム、優秀すぎる性能ゆえに不正利用されてしまったAI搭載ゲーム機など、それさえなければ名作と呼ばれていたであろう作品が紹介されている。(今のところは)
また、今よりはるか未来のレビューサイトという体であるので、今より未来に発売されているゲームや未来のゲーム事情などが解説されるのが、より興味をそそられる。
VRゲームにAIと、今話題になっている未来ガジェットを扱ったゲームが取り上げられたが、次はどんなゲームが取り上げられるのか楽しみである。
個人的には、#GamerGate的な論争に晒されて低評価になってしまったゲームを取り上げてほしいな。
*1:今のところ、僕たちの観点から近未来~未来のゲームであるが